リウマチという名前の認識



専門外来をしてるだけあって、リウマチ初診の方もちらほらみます。


ほとんどはリウマチを心配して受診したものの別の診断がなされるけど、中にはここまでがまんされて大変だっただろうにという関節リウマチの方もいらっしゃいます。


Twitterでリウマチについてのつぶやきを見てみると、誤った認識がすごく広がっています。予想以上でびっくりしました。


なんでこんなことになるのか。それは、リウマチって言葉のあいまいさからくるのでしょうか。普通、リウマチって聞いても何のことかわからないですもんね。自己免疫疾患、膠原病、リウマチと、何のことだか、ってかんじになります。実は定義の切り込み方が違うので、すべて重なりがあるんです。関節リウマチはリウマチ性疾患でもあり、自己免疫疾患でもあり、膠原病の一種でもある。リウマチと関節リウマチは正確には同義ではない。この辺の言葉の理解が医師でもきちんと答えられないのに、ましてや一般の方には無理だと思います。


だからリウマチ=わけのわからないもの、みたいな認識がでてきているような印象を受けました。リウマチという名前が入る数の多い疾患である「関節リウマチ」という病気の理解を広げていくこと、これが誤解を解く一番近道かな。そこからリウマチという言葉に立ち戻ってみてもいいのではないかな。最近はそう思います。機会があったらこのブログでも触れていきたいと思います。





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