後で読むサービスPocketとInstapaperの比較 2018

Web閲覧していて気になるページをとりあえずクリッピングする「後で読む」サービス。PocketとInstapaperが有名で、MacとiOSのSafariにもリーディングリストという名前で備わっています。iOSのChromeにも搭載されましたが、まだMacやWindowsには未対応です(Androidは存じ上げません)。

InstapaperがPinterestに買収されプレミアム機能が無料化していたここ数年はInstapaperをメインに使っていました。しかし再度独立して有料のプレミアム機能を再開してしまいました。プレミアム機能の何がよかったかというと全文検索です。これはPocketでも有料なので無料で提供していたInstapaperの優位性がなくなってしまいました。そうなると両サービスの質の比較ということになります。



後で読むは情報のフィルタリング


まず私の後で読むサービスの使い方について述べてみます。主に医療情報やIT関連の記事のクリッピングに利用しています。IT関連記事は無料で提供されていることが多いのですが、医療情報は会員制サイトにログインして閲覧しています。どちらも気になったけどじっくり読む時間がない場合に、PocketかInstaperでクリッピングします。そして空き時間にiPadやMacで閲覧しています。クリッピングはたくさんするのですが、閲覧するときにはそれほどの価値を感じないときがあります。その時は閲覧せず削除して、再度閲覧したいと思った記事のみ閲覧しています。こうして情報のフィルタリングをしています。少ない空き時間で情報を処理するには有効な方法かと思っています。


PocketかInstapaperか?


私はATOKやEvernoteなどよく使うものは十分に活用するため有料のサービスを利用しています。しかし後で読むサービスにお金をかけたくないのが実情で無料での範囲で比較したいと思います。

SafariもしくはChromeでクリッピングするのに必須な拡張機能。これはPocketもInstapaperも提供されており問題ありません。FirefoxはPocketを傘下に収めていますのでPocketを組み込んでいますが、Instapaperもアドオン使えます。いずれもワンクリックのみです。


閲覧はiPadかMacでしていますがアプリがあれば便利です。どちらもiOSアプリがあり、使い勝手もシンプルで問題ありません。MacにはPocketのみアプリがありPocketが優ります。


そして最後にきちんとクリップされているかです。IT情報サイトは複数ページにわたって情報が記載されていることが多いです。Pocketは最初のページでクリップすると自動的に全ページの記事全体をクリップしてくれます。Instapaperは最初のページだけです。AutoPagerなどで全ページを表示させてクリップしても最初のページだけです。複数ページにわたる記事のクリップはPocketに軍配があがります。次にログインが必要な医療情報のクリッピングです。Pocketではクリッピングしてもログインページだけだったり記事の一部のみだけだったりします。しかしInstapaperはきちんと記事全体をクリップしてくれます。ログインが必要な記事のクリップは明らかにInstapaperに軍配があがります。



現状では使い分けが必要


それぞれの機能を補完するために現状では使い分けが必要です。ログインを要する記事のクリップはInstapaper、複数ページにわたる記事のクリップはPocketです。今後機能が改善されるとかわってくるでしょう。
そしてMac, iOSならSafariのリーディングリストも手軽で有用かもしれません。Chromeのリーディングリストもこれからです。これらのサービスも利用してみようと思います。


参考リンク


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