研究プロジェクトのオススメツール
生命科学研究者の仕事ってプロジェクトを立てて、遂行し、まとめて発表するという流れだと思います。今までいろんなツールを用いて比較してきましたが、ここ数年で安定してきた方法をシェアしたいと思います。
Concept
https://concepts.app/ja/
Readcube Papers
https://www.papersapp.com
次に、集めた情報を統合してまとめていく作業にはどうするか、が執筆などまとめるときに必要に大事になります。論文情報も統合する必要があります。PapersもEvernoteも情報はたくさんありますが統合は苦手。そこで利用しているのはマインドマップ。でも今度は手持ちのデジタルデータで情報を貼り付けて線でつないで頭を整理するので、手書きではなくMindmeisterってツールを利用しています。どのマインドマップツールでもいいと思いますが、個人的に見やすくて後から検索しやすいオンラインベースのMindmeisterに行き着きました。
Evernote
https://evernote.com/intl/jp/
Mindmeister
https://www.mindmeister.com/
プロジェクトの構想を練る
あるプロジェクトを開始するにあたって、いま分かっていること、そして自分のオリジナルの考えを整理していかなければいけません。はじめはバラバラにみえたアイデアに線がでてきて、構想にストーリーが生まれます。こうしてできあがった仮説を、いくつかの既知の情報で肉付けして強化していきます。この過程では、手書きがいいんですね。手で書くと頭の中が整理されるような気がします(この辺がアナログなんでしょうか)。でも紙に手書きすると修正したり、並び替えがしにくいのです。しかも紙のスペースに縛られてしまうこともしばしば。そこで無限大のスペースに自由に手書きできる環境がいいなって考えに至りました。それにぴったりのツールがConcept。iPadに向かい、Apple Pencilで自由にマインドマップ調にアイデアを書き足していきます。ポイントは細かくなりすぎないこと。Concept
https://concepts.app/ja/
論文を精読する
論文を管理するツールは、EndNoteが最も有名で、Readcube PapersとMendeleyがメジャーなところでしょうか。ここであげたアプリはMac/Windowsに加えてiOSアプリもそろっています。全部使ったことがありますが、ここ数年は最後発ながら機能を増やし安定してきたReadcube Papersに落ち着きました。複数デバイスの同期は有料ですがアカデミック料金が設定されていますし、お得なクーポンが時々発行されています。複数デバイスの同期は必須ですし、被引用数がすぐわかるというメリットがあります(これは他のツールにはない)。便利な特長をまとめておきます(最初の2つが有料会員のみです)。- 被引用数がすぐわかる(これが論文の価値だと思います)
- 複数デバイス間の同期(Webでも閲覧できる)
- フォルダーとタグで整理できる(Evernoteと同じような管理および検索ができる!)
- 五つ星の評価とフラグを自分で設定できる(執筆用と読むだけのものなど分けられる)
- 手持ちの論文から質の高いrecommendation paperを示してくれる
- DOIがわかればアプリ内で検索して、大学ネットワークでは自動的にPDFをダウンロードできる
- 手持ちのPDFから自動的に論文情報を検索して補充してくれる
- 自動的にsupplement dataも収集して保存してくれる。
- iPadでは手書きannotationが可能
- annotationだけでなく論文の一言メモを設定してすぐ見ることができる。
- 一覧でLast authorもすぐ見ることができる(Firstだけでは分からないときもよくあります)
- Wordで引用リストを作成できる(この機能はEndNoteが秀逸ですが、Papersも対応雑誌も増えてきました)。
Readcube Papers
https://www.papersapp.com
情報を整理する
これには2つのツールを使います。論文情報はPapersにためこんで完結していますが、自分なりにmini reviewを作ったり、Webや講演メモ、資料などからかき集めたもの(まとめていなくてもよい)を収集するのがEvernote。Evernoteはフォルダとタグで整理できるのが便利。大まかなカテゴリーはフォルダで分けて、タグには薬品名、疾患名、興味ある物質などを設定します。これは分野をまたいでいますからね。Evernoteは、きれいにまとめるメモではなく、情報をたくさんためこんで必要時に検索して参照するツールだと思います。とにかく必要と思ったものはEvernoteに入れておく、という感じです。次に、集めた情報を統合してまとめていく作業にはどうするか、が執筆などまとめるときに必要に大事になります。論文情報も統合する必要があります。PapersもEvernoteも情報はたくさんありますが統合は苦手。そこで利用しているのはマインドマップ。でも今度は手持ちのデジタルデータで情報を貼り付けて線でつないで頭を整理するので、手書きではなくMindmeisterってツールを利用しています。どのマインドマップツールでもいいと思いますが、個人的に見やすくて後から検索しやすいオンラインベースのMindmeisterに行き着きました。
Evernote
https://evernote.com/intl/jp/
Mindmeister
https://www.mindmeister.com/
Written with StackEdit.
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